診療内容

稲葉獣医科医院では、小動物の内科、外科、循環器科の診療を中心に行っています。フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、寄生虫駆除、皮膚疾患、血液疾患、腎疾患、肝疾患、各種健康診断、狂犬病接種、混合ワクチン接種、食事の処方など様々な診療に対応しています。特に循環器科(心臓病)の診療・検査・治療に力を入れています。その他専門的な検査・治療が必要な場合は、他施設へのご紹介にも対応していますので、まずは何でもご相談ください。

以下の症状が認められる場合、緊急処置が必要な病気の可能性があります。
様子を見ないですぐに来院されることをお勧めします。

◎ 横になれず、息苦しそうにうろうろする。
◎ 舌の色が紫~青色になっている。
◎ 大型犬で、吐きたそうにしているが吐けない。おなかが膨らんでくる。
◎ おしっこが全くでない、またはポタポタとしか出ない。
◎ けいれんが30分以上続いている。
◎ 血が止まらない。
◎ 避妊手術をしていない犬で、お尻(外陰部)から血が出てくる。
◎ 猫で、口を開けたまま呼吸をしている。
◎ フィラリア予防をこれまでやってこなかった犬が、急にぐったりした。
◎ 吐いたものから、うんちの臭いがする。

診療対象動物

犬、猫、その他小動物(事前にご相談ください)

循環器科(心臓病)

近年、ペットの高齢化に伴い、犬の心臓弁膜症疾患が増加しています。特に7才以上のキャバリア・シーズー・マルチーズ・チワワ・トイプードル・ポメラニアン・ミニチュアダックス等の犬種に多く認められます。猫の場合では肥大型心筋症という疾患が多く認められます。特にアメリカン・ショートヘアー、メインクーン、スコティッシュフォールド等の猫種に多く認められます。
心臓病は初期の段階では症状が出にくい病気で、症状が出てきたときには病気が進行していることが多いのが特徴です。このため、飼っているワンちゃんが高齢(7歳以上)になったら、症状の有る、無しにかかわらず、一度心臓検査をうけることをお勧めします。また、猫の心臓病の場合、聴診では見つけにくいことが多い、心筋症は全年齢で発生しうるといった特徴があります。このため、ネコちゃんの場合、年をとるまえであっても心臓検査をお勧めします。

心臓病検査・診断

前述のとおり、心臓病は進行しないと症状が出にくいため、定期的な健康診断や心臓病検診で早期発見・早期治療することが大切となります。
まずは身体検査を行い、その後精密検査としてレントゲン検査、心電図検査、血圧測定、超音波検査を行います。必要に応じて、血液検査を行うこともあります。

心臓病の症状の例

◎ 散歩に行きたがらない、散歩に行っても元気がない、すぐに帰りたがる
◎ よく咳をする、息切れを起こす
◎ 安静にしていても呼吸数が多い
◎ よく水を飲む
◎ 兄弟(同腹子)と比べて身体が小さい、成長が遅い。
◎ ここ最近お腹がふくらんできた

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